ステンレススチール製キャスター LIX-POTH 100XK-884564

極低温下でも信頼して使用できる

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企業様情報

スカンジナビアのバイオテクノロジー企業。従業員数約3,000名で、ライフサイエンス業界では世界のマーケットリーダーであり、食品産業、農業、医薬品向け天然添加物を製造しています。

Blickle(ブリックレ)の挑戦

繊細な製品のため、厳格に管理された環境下で製造しています。-60°Cまで冷却しなければならないものもあり、特別に設計された冷温貯蔵室内で、場合によっては数ヵ月間、ケージ式台車で保存します。よって台車のホイールは、極冷温下での長期使用に耐え、輸送中のそれぞれ違う温度区域での大きな温度変動にも対応できなければなりません。
本企業ではこれまで、何度もホイールの問題と向き合ってきました。もろく割れやすいタイヤや、固くなり、腐食して動かない回転金具により、台車はほぼ若しくは全く使い物にならず、従業員にとっても取り扱いが困難で、作業効率を下げ、メンテナンス費用が掛かるものでした。Blickle製品が、解決策を探していた本企業の目に留まりました。

Blickle(ブリックレ)による解決策

Blickle(ブリックレ)のデンマークの代理店より、ホイールとローラーのスペシャリストが、本企業の現場での細かい要望を分析し、Blickle LIX-POTHキャスターホイールシリーズをベースとした理想的なソリューションを開発しました。特別な機能として、ホイールの深溝ボールベアリングと自在取付金具の旋回部には、-70°Cまでに適したローラーベアリング用の特別な耐冷グリースを塗布しています。可動部を適切に保護することで、極冷温下でも確実に可動します。製造中、グリースを塗布する際に、気泡が発生しないように十分注意する必要があります。極冷温から0°Cを超える温度差間の移動で、気泡が発生したところに結露が生じる可能性があります。冷凍エリアへ再入室すると、この結露が凍り、ホイールの機能不良や摩耗の増加につながる可能性があります。
重厚なポリアミド製ボディと熱可塑性ポリウレタン製タイヤを使用したPOTHシリーズのホイールは、極冷温下でも良好な性能を発揮します。転がり抵抗及び旋回抵抗が低く、静かに走行し、床の上で容易に動いて走行痕を残しません。よって、繊細な環境下で使用します。
このソリューションは実証され、本企業は新しいホイールをテストして成功に至っています。LIX-POTHキャスターは、過去に使用した他社品に比べ、より弾力性があり、機能的で、悪条件下でも故障の頻度が低いため、本企業は、ホイールを永続的に採用することとした。

製品の利点と技術情報「LIX-POTH 100XK-884564」

ステンレススチール製取付金具とボールベアリングにより、高湿度条件での使用にも対応。
ボールベアリングと旋回部には特別な耐冷グリースを塗布し、-70°Cでも支障なく操作可能。
グリース塗布中の空気溜まりを無くし、大きな温度変動での結露の発生を防ぐ。
POTHホイールは極冷温下でも優れた性能を発揮し、転がり抵抗と旋回抵抗が低く、静かに走行し、床を傷つけず、走行痕を残さない。