MOVE自在キャスターと特別仕様のMOVE固定キャスターの組み合わせ
Blickle MOVEキャスターを使用した革新的なカトラリーキャビネット
製品パンフレットダウンロードはこちら
※パンフレットの転載及び商用利用はご遠慮ください
企業情報
Gastguardは、ドイツのKornwestheim（コルンヴェストハイム）に拠点を置くスタートアップ企業である。2014年に設立された同社では、カトラリーホルダーや衛生に関するソリューションなど、食事・調理分野向けの製品を専門としている。従来のカトラリートレイでは一般的に衛生レベルが低いことから、Gastguardの創設者は、食事・調理分野向けに可動型のモジュール式カトラリー分配システムを開発した。
Blickle(ブリックレ)の挑戦
Gastguardでは、コロナウイルスが流行する前に、安全かつ衛生的な方法でホテルやレストランのゲストにナイフ、フォークやスプーンといったカトラリーを提供する方法を考え出した。カトラリー分配システムでは、一つずつカトラリーを提供することで、ゲストが他の全てのカトラリー触れてしまうことを防ぐ。また、折りたたみ式の透明プラスチックカバーによって、咳やくしゃみなどの飛沫からカトラリーを守る。
カトラリー分配システムに使用していたこれまでのキャスターは、操作性が悪く、床面がでこぼこしている場合には使用が困難であった。Gastguardの開発者は、可動型の足回り部分を除き、全ての部品に満足していた。足回り部分には、アジアの他社で製造されたボールベアリング付きプラスチック製キャスター（直径80mm）を使用していた。このキャスターでは転がり抵抗が高くなりすぎることが判明した。操作時に、傾斜部や床のわずかな隙間を越えることも困難であった。よって、変更可能なキャスターが必要であった。Gastguardの2名のオーナーが求めるものは明確であった。ドイツ製のキャスターを使用すること、凹凸のある床面でも簡単に操作できること、そしてシステム全体の外観と調和していることであった。
Blickle(ブリックレ)による解決策
本企業では、最終的にBlickleのキャスターを採用することとした。Blickleの印象に残る製品群、Rosenfeld（ローゼンフェルト）本社の高度な垂直的統合、迅速で信頼性の高いカスタマーサービスが違いを生み出していた。Blickleのエンジニアは、Blickleの標準品であるMOVEプラスチック製双輪キャスターに合わせて、直径100mmの固定キャスターを開発した。この特別仕様のキャスターは、自在キャスターをベースに、旋回部の2つのボールベアリングを、旋回部をロックする2つの特殊なプラスチック製ディスクに置き換えたものであった。MOVE双輪プラスチック製キャスターにはロック機能があり、キャビネットを安全かつ安定して置くことができる。
更に、耐摩耗性が高く、操作時の床面保護と低騒音性に極めて優れている。キャスターの表面は滑らかで手入れがしやすく、衛生基準が厳しい場所での使用にも適している。ホイールとキャスターのスペシャリストは、BlickleのRosenfeld本社にある射出成形施設で製造することにより、本企業が要望していた色（RAL 9010）のキャスターを提供することができた。
結果
Blickleの製品を採用したことは、Gastguardのシステム開発者にとって良い結果につながった。キャスターは、デザイン的にも機能的にも、カトラリー分配システムにとてもよく合っていた。自在キャスター2輪と固定キャスター2輪を組み合わせることにより、エルゴノミクス（人間工学）に基づいて、カトラリー分配システムと重いキャビネットを簡単に動かすことができるようになった。このキャスターによるソリューションは、旋回抵抗に優れ、転がり抵抗が非常に低い。特別に設計されたホイール及び自在旋回部ストッパーのFIレバー（キック機能付き）は、操作する人がどんな靴を履いていても、エルゴノミクス（人間工学）に基づいて素早くロックすることができる。
製品の利点と技術情報 LKD-PATH 100K-FI-GS10-962498、BKD-PATH 100K-GS10-963544
・MOVE自在キャスターと特別仕様のMOVE固定キャスターの組み合わせ
・自在旋回部とホイールをロックするFIレバー（キック機能付き）
・双輪キャスターの表面は滑らかで、衛生基準が厳しい場所での使用にも適している。
・Blickleの射出成形施設で製造することで、特注色での製品提供が可能
