特別仕様キャスター LSD-ALTH 101K-AS-FA、特別仕様駆動輪 GBA 178×50/8

無人搬送車(AGV)Grenzebach L1200S向けカスタムソリューション

Blickleの特別なソリューションであるカスタマイズ仕様のホイールとキャスターにより、AGVの確実な操作を実現する。

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顧客様情報

1960年に同族会社であるGrenzebach Maschinenbau有限会社を設立。機械・システム工学を専門とし、ドイツ、米国、中国及びルーマニアに生産拠点を有する。革新的なオートメーション・ソリューションを提供し、さまざまな市場における技術リーダー的企業となっている。同社の自動運搬ソリューションとして、無人搬送車(AGV)のGrenzebach L1200S等がある。

Blickle(ブリックレ)の挑戦

無人搬送車(AGV)のGrenzebach L1200Sは、机、台車、フレーム、棚等の設備の下に入り、設備を持ち上げ、特定の位置に運搬する。このAGVは設備の向きを変えることができ、最大1.2トンまで対応可能である。また、その場で回転することもできる。AGVで重量のある設備を運ぶには耐重荷重仕様のキャスターが必要であり、Grenzebach社の要望を満たす取付高の低いキャスターが必要であった。所定の狭い設置スペースで使用するには、AGVの駆動輪にとりわけ高い耐摩耗性及び操作性が要求される。

Blickle(ブリックレ)による解決策

Blickleの設計担当者は、Grenzebach社の製品開発者と密接に協力し、同社の要望に完全に応えることのできるソリューションを作り上げた。徹底的な分析を行い、特別仕様キャスターLSD-ALTH 101K-AS-FA-902289を採用することとした。このキャスターは、頑丈な溶接鋼板の旋回部を有し、取付高も極めて低くすることができる。よって、限られた設置スペース向けとして完璧に対応できるものであった。この双輪キャスターは、旋回抵抗の低さと連続使用での耐荷重が最大600kgであることを特長とする。双輪キャスターの両ホイールには、硬度がショアA 92°の頑丈なポリウレタン製トレッドBlickle Extrathaneを使用している。これにより、転がり抵抗を低く保つことができ、摩耗を最小限に抑え、とりわけ切れ目や裂け目ができても広がらないようにすることができる。帯電防止設計によって、放電を防ぐことができる。ホイールには、独自のフランジ付きの特別仕様駆動輪GBA 178×50/8-879347を採用した。高品質なショアA 92°のトレッドBlickle Besthaneを鋳鉄製のホイールセンターに射出成形している。駆動輪は耐摩耗性に優れ、転がり抵抗が少ないことから、エネルギー効率を高めることができる。

無人搬送車(AGV)のGrenzebach L1200S

結果

Blickle社の双輪キャスターと駆動輪により、AGVは24時間体制で使用可能となった。スマートドライブテクノロジーと双輪キャスターの使用により、回転半径1m以下の狭いスペースでもうまく稼働できる。Grenzebach社では、Blickleの特別なソリューションに非常に満足している。Grenzebach社の製品管理・内部物流部門の責任者であるErwin Herreは、「Blickleは、顧客の日常業務に役立つ特別なソリューションを迅速かつ柔軟に実装している。」と報告している。

製品の利点と技術情報:特別仕様キャスター LSD-ALTH 101K-AS-FA、特別仕様駆動輪 GBA 178×50/8

• 転がり抵抗及び摩耗の低減
• 切れ目や裂け目が広がらないようにする
• メンテナンス不要で、24時間365日の稼働が可能
• 帯電防止設計により、放電を防ぐ
• 頑丈な溶接鋼板の旋回部のある耐重荷重仕様キャスター
• 双輪キャスターにより、狭いスペースでの旋回可能

Blickle製の特別仕様キャスター LSD-ALTH 101K-AS-FA 及び 特別仕様駆動輪 GBA 178x50/8