Blickle 耐加水分解性ローラー RK-FPOB 160×040/100×35-48/25-B
頑丈でメンテナンスがほとんど要らないBlickle社製エネルギー供給及びデータ送信システム向け特殊ローラー
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顧客情報
Conductix-Wampfler社は、ケーブルトロリーシステムの世界的なトップメーカーの一社である。同社の製品群には、ケーブルトロリーのほか、コンダクターレール、バネ式ケーブルリール、電動式ケーブルリール、スリップリングアッセンブリー、非接触型エネルギー供給ソリューション、モバイル及びリモートコントロールユニットがある。ヴァイル・アム・ラインに本社を置く同社では、顧客に対し、様々な用途に応じたアドバイス及びカスタマイズソリューションを提供している。同社のシステムや製品群は、製鉄所、港湾、亜鉛メッキ工場、堆肥化施設などのクレーンや昇降装置にて使用されている。
Blickle(ブリックレ)の挑戦
ケーブルトロリーで使用する耐荷重ガイドローラーには非常に大きな負荷がかかる。24時間屋外で使用されることが多く、霜や塩分を含んだ空気、湿気や熱にさらされる。Conductix-Wampfler社でこれまで使用していたローラーは、こうした厳しい条件下での使用に耐えられず、使用満足度を満たしていなかった。例えば、同社では、沖合で操業するクレーンに使用されているローラーが、コンテナ船の荷揚げ時に故障し、停止期間が発生して高額な費用がかからないように、一定の間隔でローラーを交換する必要があった。メンテナンスとスペアパーツにかかる費用が増えていた。ホイールセンターが腐食し、トレッドが外れてくるという問題も常に起こっていた。また、ローラーの耐加水分解性も不十分であった。
Blickle(ブリックレ)による解決策
Blickleの新世代ローラーの導入により、こうした問題はなくなった。Rosenfeld（ドイツ）本社とするBlickleが、ホイール及びキャスターメーカーである専門性を活かし、高品質なナイロン6製のホイールセンターと弾力性のあるプレミアムポリウレタン製のトレッドBlickle Besthane®を使用したローラーを供給した。ホイールセンターの片側は密閉されていて、水の侵入を防ぐことができる。トレッドは耐加水分解性があり、大気中に塩分含んだ条件下で使用しても耐久性が高い。ホイールの温度耐性は－20℃～70℃であり、過酷な気象条件下でも、製品の信頼性を維持することができる。
結果
このローラーの性能が非常に優れていたため、Conductix-Wampfler社では現在、動的負荷の高いアプリケーションに使用するケーブルトロリーすべてにおいて、Blickle製品を使用することとしている。耐荷重ガイドローラーの直径は、80～160mmである。ホイールセンターとポリウレタン製のトレッドの接続部は弾力性に優れ、ローラーの製品寿命を大幅に向上させた。また、Conductix-Wampfler社のメンテナンスとスペアパーツの保管にかかる費用を大幅に削減することが可能となった。
クレーンにエネルギーを供給するという目的において、Blickleのキャスターは見事にその役割を果たした。「これらのケーブルトロリーは、沖合で操業するクレーンに使用される際の過酷な条件に耐えられるものでなければなりません。そして、Blickleのホイールとキャスターは、それを可能とするものです。」と、Conductix-Wampfler社のFestoon SystemsのプロダクトマネジャーであるPatrick Schöpflinは言う。また、Blickleの製品に非常に満足しており、「耐加水分解性のあるトレッドBlickle Besthane®と化学結合されたホイールセンターは、屋外での使用に対する我々の要求をいずれも満たしていました。」と述べている。
製品の利点と技術情報：RK-FPOB 160×040/100×35-48/25-B
• グラスファイバー強化ナイロン製ホイールセンター
• 高品質なプレミアムポリウレタンエラストマーBlickle Besthane
• 耐加水分解性
• ホイールは温度耐性に優れ、極端な温度にも対応し、厳しい気象条件下でも製品の信頼性を維持できる。
