重荷重仕様自在キャスター LH-POTH 125K-890621

重い荷物を運んでも、滑らかかつ安定して走行する

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企業様情報

プラスチック押出成形分野のスペシャリスト。ドイツを拠点とし、窓、ドア、ローラーシャッター用のプラスチックパネル及びプラスチック異形押出成形装置を提供する世界的なリーディングカンパニーです。
約40の拠点にて製品を販売していて、全世界での従業員数は5,600人以上です。

Blickle(ブリックレ)の挑戦

ガラスドア用異形押出成形製造工程の一環として、移送用ユニットを使用し、製品を施設内に運びます。フォークリフトや他の牽引装置を使用し、移送用ユニットを一度に2台ずつ運びます。牽引装置に引かれたユニットは、工業用コンクリートの床の上を時速8キロメートルで長い距離にわたり移動します。
これまで本企業では、他社製の鋳鉄製ホイールを4つの鋳鉄製ブラケットに装着し、移送用ユニットを運んでいましたが、このホイールが頻繁に破損し、移送用ユニットと床の両方を損傷していました。
本企業では、事故の危険性や更なる破損・損傷を減らすため、用途に適したキャスターによるソリューションを求めていました。なお、これまでの装備に余分な費用を掛けたくありませんでした。また、滑らかな走行性と耐用年数の長期化も必要要件でした。

Blickle(ブリックレ)による解決策

重荷重仕様ブラケット(LHシリーズ)にBlickleの各ホイールシリーズを組み合わせて走行試験を行い、本企業の要望に応じたソリューションを提案しました。費用を考慮しながら、POTHホイールシリーズを用途に応じて開発し、強化ナイロン製ホイールセンター、より大きいボールベアリング、ポリウレタン製トレッド(硬度:ショア A 98°)を使用したホイールとしました。
硬化処理を施したベアリング受け座の頑丈な重荷重仕様ブラケット(LHシリーズ)をこのホイールと合わせて使用することで、用途に最適なキャスターとしました。余分な費用をかけないよう、天板金具の穴の形状に合わせ、企業側で簡単にキャスターを取り付けられるようになりました。
Blickleのソリューション(LH-POTH)は、本企業がこれまで使用していた鋳鉄製のキャスターに比べ、施設内の床の上を滑らかかつ楽に走行し、走行中の音も格段に静かになりました。

導入結果

最適化された重荷重仕様キャスター(LH-POTH)を使用することで、キャスターの摩耗が大幅に減り、コスト削減につながりました。更に、床を修理する必要もなくなり、コストの大幅な削減につながりました。この新しいキャスターを使用したシステムは、エルゴノミクスの観点からも非常に優れています。

製品の利点と技術情報「LH-POTH 125K-890621」

強化ナイロン製ホイールセンター、より大きいボールベアリング、特別な硬度のトレッド
天板金具の穴の形状に合わせてあり、新しいキャスターに簡単に交換可能
従来品に比べ、騒音を低減
摩耗の低減
エルゴノミクスの向上